こんにちは。9月30日に配信さればかりの『私は世界一幸運よ』のレポを書きたいと思います。
タイトルだけ見て勝手に「おしゃれなコメディかな?」と思いきや、全く真逆の暗いミステリーでした(笑)
でも、ストーリー自体はとても興味深く、特に女性なら共感してしまう内容になっています!
あらすじ
アーニーは貧しい家庭出身ながらも現在は売れっ子雑誌編集者で、お坊ちゃまのルークと結婚間近。
「子供嫌い」「小食でいる」など彼の理想の女性像に合わせ、本当の自分を隠しながら交際を続けていました。
しかし、ある日ドキュメンタリー映画監督からインタビューの依頼が舞い込みます。
実はアーニーは、名門ブレントリー校に通っていた時、校内で起きた射殺事件の生き残りであるから。
事件の真相を知る彼女ですが、今まで公に語ることはなく生きてきました。
事件の発端となったレイプ被害について、誰にも話せなかったからです。
しかし、結婚という人生の転機を迎え、悩んだ末に初めてインタビューに応じることを決意します。
原作は?実話?
ジェシカ・ノールの処女作”Luckiest Giri Alive”が原作になっています。
ジェシカ本人もレイプ被害に遭っており、自身の経験を昇華するためにネット書き始めたところ、話題になり出版に至りました。
性被害の描写が生々しく、同じく性被害に遭った女性からの反響が大きかったようで、「57歳の女性からもお礼のメッセージが来た」と話していました。
ただ、射殺事件は映画用のフィクションのようで実話ではありません。
キャスト
ティファニー(アーニー)役/ミラ・クニス
良家出身のルークと結婚を控えた雑誌編集者。
過去の学校射殺事件の生存者であるが、事件の真相はずっと秘密にしている。
ルーク役/フィン・ウィットロック
由緒ある家出身であり、アーニーの彼氏。
アンドリュー役/スクート・マクネイリー
高校時代のアーニーの教師。
ネル役/ジャスティン・ルーペ
大学時代からのティファニーの親友。
オーサー役/トーマス・バルブスカ
高校時代のティイファニーの彼氏であり、射殺事件の犯人。
ティファニーよって殺される。
ディーン役/アレックス・バロン
射殺事件により車いす生活に。
高校自体はスクールカーストのトップに君臨し、ティファニーをレイプした。
大人になったディーンよりも、高校時代ノディーンを演じたカーソン・マックコーマック(Carson MacCormack)が、イケメンで気になります。
生意気そうな顔立ちが、いじめっ子役にピッタリで、作中では結構腹立ちますが(笑)
感想
※若干ネタバレあります。
性被害の描写がきつい
原作の本と同様に、映画でも性被害・いじめの描写の生々しく、胸糞悪い場面です。
実は、原作者のジェシカ・クノールが映画の脚本も務めているため、特にリアル感が追及されています。
女性の強さを見せつける感じ
結局、アーニーがインタビューに応じ、全てを語ったことが、婚約者ルークの怒りを買い、破局することに。
でも冒頭から、ルークは「自分が正しいと思ってるいけすかねえ男」と思ったので、別れて正解だと思うし、今までため込んだ我慢を一気に噴出する感じが爽快でした(笑)
「よくやった!」って言いたい(笑)
作中全編通して、レイプ被害を告発したり、男の言いなりをやめたり、女性の強さを感じさせる作品ですね
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