スペイン語検定が終わった足で庵野秀明展に行ってきました。
アニメや漫画は人並みに好きですが、趣味としてというよりそれ関係の仕事をしているので仕事の延長線上くらいの気持ちで行ってきました~
結果、非ヲタでも十分楽しめたのでレポさせていただきます!
国立新美術館はオシャレ
東京に住んでいる間は「美術館や博物館に行く人間になりたい」と思っていたけど、結局行ったのはカップヌードルミュージアムだけに終わりました。
いつでも行けると思うとなかなか行かないあの現象ですね。
なので仙台に住み始めて今回、国立新美術館を初めて訪れることに。
ネットで建物が近代的でオシャレだな~と思って見ていたけど、実物もオシャレです。
外観は曲線的でフニャフニャしているけど、中はスタイリッシュ。
カフェで時間をつぶしながら時間になるのを待っているお客さんたち。
予約しなかったので入場券を買えるか不安だったけど、13時30分くらいに行って14時入場分のチケットを無事にゲットできました。
いざ展示会へ
中に入ると、さっそく安野モヨコが書いた監督画のおでまし。
監督不行き届きの監督は2頭身で可愛くデフォルメされているけど、これは立派な肖像画ですね。
よくツイッターで見かけたゴジラやウルトラマンの展示物も入ってすぐのところに展示されていました。
庵野がすごした幼少期はこういうものが流行ってましたよ~みたいな展示です。
ウルトラマンや仮面ライダーって歴史が長いんですね。仮面ライダー庵野秀明や鈴木福くんのように世代を超えて男子の心を鷲掴みにする魅力があるようだ…
(私は電王しか知らない)
そのほかにもガンダムや色々な展示があって、アニヲタの友達の解説を受けながら興味深く見ていたはずのに、もう忘れてしまった。
次に庵野秀明のアマチュア時代の展示ブースへ。
撮影NGでしたが、庵野秀明が学生時代に作った特撮ムービーやアニメーションが見られます。
美大生時代の作品なのにプロが作りましたと言われても納得の作品でした。
原画や絵コンテを見ると爆破シーンはひとつひとつが細かくて緻密に描かれていました。そのわりに人物はやっぱり手抜きというか荒々しい感じでコントラストが凄かったですね。
ストーリー面白いのに画力がイマイチだった初期の進撃の巨人を見たときと同じ気分。
もののけ姫で庵野監督が書いた巨神兵の爆破シーン映像も流れていましたよ。
エヴァンゲリオン
次に、みんなのお目当てであろうエヴァンゲリオン。
久しぶりに東京行ったのに表参道で買い物や流行のカフェにも行かず、わざわざ庵野秀明展に来たということはエヴァは見たことあるだろうと思われるかもしれませんが、一切見たことございません。
残酷な天使のテーゼは少し歌えるくらいの知識…。
なのに何故わざわざ秋葉原のスペイン語検定試験場から電車を乗り継いで六本木の森ビルではなく国立新美術館に来たかというと、これもあれも全てオタクぶりたいからです。
私はアニメも漫画も人並みに好きです。でもエヴァも呪術も好きじゃない。
どちらかというと、浦沢直樹みたいな社会派的な漫画が好きだし清水玲子みたいな綺麗な画の恋愛漫画が好き。
なので大っぴらにオタクを公言している知り合いや職場の人とは話が合わないんです。お互い漫画やアニメが好きなはずなのにジャンル違いゆえにすれ違う的な…。
せめて「庵野秀明展に行ったきました」と言って濃ゆい話をする人たちの輪の中に混ざりたい。それだけのために来たのです。
だからここにいられるだけで満足なので、この絵を見て「モビルスーツみたいなやつでしょ?」と言って友達が「あー」みたいな顔をとしても私は恥ずかしくもなんともないです。
でもエヴァファンってすごいですね。今までのブースの10倍くらい人が動かない。ずっと原画見てる。
エヴァには全く興味がありませんでしたが原画を見ていると「このシーンを探すためにアニメ観ようかな」という気持ちになります。
エヴァの後は、サトエリのキューティーハニーや庵野秀明が手掛けたセーラームーンのシーンの展示が。自分が小さいころに観ていた作品をまさか庵野秀明がつくっていたなんて。
安野監督は男心だけじゃなく幼女の心もバッチリと掴むことに成功していますね…。なんて人だ…ゴクリ。
展示の最後には、シンウルトラマンと新仮面ライダーの最新映像が流れていました。
シンウルトラマンの予告映像を見たけどすごく気になる!
特撮いったい特撮の定義とは点ってなったけどアバターも特撮なのか…。ディズニー映画も特撮なのか…?特撮とは…。
そんな感じで、私みたいな「ちょっとアニメや漫画が好きだけどそこまでじゃない。描く方は無理。でもオタクぶりたい」という人でも十分に楽しめる展示会でした。
是非機会があれば行ってみてください~