今回は5月18日からネトフリで配信されている『シレンシオ』を紹介します!
スペイン発のスリラー系作品で、ネットフリックスの他作品で観たことある俳優も多いく出演しているので、気になっている方は要チェックです。
あらすじ
セルヒオは高層マンションの自宅から両親を突き落とし、6年間服役していた。
出所後、元の家に帰るが、そこには至る所に隠しカメラが設置され、精神分析の研究チームが24時間セルヒオの行動を監視。
研究チームのリーダーであるアナはセルヒオはIQが高く、彼が犯罪に至る原因を探ろうとする。
セルヒオは、妹ノアと再会を切望し、マルタにノアとのつなぎ役をお願いする。
一方、研究チームのアナもなぜか、セルヒオに執着する様子が見られ‥。
セルヒオが犯行に及んだ理由は?彼は本当に精神異常者なのか?
キャスト
セルヒオ役/Arón Piper(アーロン・パイパー)
6年前に両親をバルコニーから突き落としたバルコニーキラーとして有名に。
IQが異常に高い。
主役のアーロンは、『エリート』でアンデルを演じていました。
問題児ばかり演じることについて、アーロンは「自分が問題児だからかな」と回答。問題児役は嫌いじゃないらしいです。
アナ役/Almudena Amor
精神分析の専門家であり、セルヒオの行動を監視し、研究材料とする。
セルヒオの無罪を信じている様子。
マルタ役/Cristina Kovani
バルコニーキラーのセルヒオに恋に落ち、刑務所にいる間に何度も面会した。
出所後のセルヒオに恐怖を抱きつつ、アナに指示されてセルヒオに近づく。
カブレラ役/Aitor Luna
アナの研究を監視する謎の男。
アイトールは『海の上のカテドラル』の主役を演じました。
エネコ役/Manu Ríos
マルタの彼氏で不動産会社に勤める。
『エリート』に出演中のマヌ・リオス!
アーロンとはエリートチームなんです。
グレタ役/Aria Bedmar
アナの研究チームの1人。
感想
ネタバレありの感想
物語終盤まで、両親殺しはセルヒオの本能でなく、母親による実験的投薬によるものでは、という可能性が濃厚でしたが、妹ノアの証言により、裁判犯行だったと判明。
母親がノアにまで投薬実験を行おうとしていた、というセルヒオの主張は彼の妄言で片付けられました。
絶望の淵にいるセルヒオとアナが一緒にバルコニーから飛び降りるのかと思いきや、アナだけ転落して終了。
イヤミス‥
結局セルヒオは異常者だったの?え?
終わり方的に続編はないだろうと思っていましたが、エネコ役のマヌは「ありうるんじゃないか」とコメントしています。
スペイン語圏ネイティブの反応を聞くと、「予告編と内容が思っていたの違う」という否定的な意見が若干多めかな。
イヤミスだけどもストーリー自体は面白かったと思います!
湊かなえ作品が好きな人は好きかも
ビルバオの街並みを堪能できる
舞台はビルバオというバスクの近い地域。
なので警察官の制服もバスク語で文字が書かれています。
監督がビルバオ在住歴があり、ビルバオの雰囲気が作品に合うと感じたことがきっかけらしいです。
なので至るところで、ビルバオの風景を堪能できます。
例えば、アナたちの研究チームの拠点がある高層ビル。
これは、「磯崎アテア」と呼ばれる日本人建築家が設計したビルバオに実在するビルです。
ちなみに、ちょうどタイムリーに、私の友人がビルバオ旅行しているんですが、実際はこんな感じ。
作中だとどうしても薄暗いイメージがありますが、歴史ある雰囲気がすごく素敵!
ビルバオ、いつか行ってみたいなあ。
以上、シレンシオについてでした!