こんにちは~!
今回は、ナチュラルウーマンというチリの映画をご紹介します。
チリ映画として初めてアカデミー賞外国語映画賞を受賞した評判の高い映画です。
スペイン語の勉強のために軽い気持ちで観ましたが、語学だけじゃなくて人として考えさせられる貴重な映画でした。
社会派の映画などが好きな人はぜひ観ていただきたいです。
あらすじ
トランスジェンターのマリーナは、ナイトクラブで働きながら、自分の父親ほど年の離れた男性オルランドと付き合っていました。
しかし彼は、マリーナと一緒にいるときに不慮の事故で亡くなってしまいます。
悲しみに暮れていたマリーナでしたが、警察や医者からオルランドの息子など、「彼を殺したのでは」というあらぬ疑いをかけられたり、オルランドの葬儀に出席できないなど、社会からの理解を得られません。
LGBTQを取り巻く環境を考えさせらるストーリーです。
キャスト
マリナー役:ダニエラ・ヴェガ
1989年6月3日
チリ
女優・歌手
ナチュラルウーマンと同じように、彼女自身もまた、トランスジェンターです。
本作品が評価されると、トランジェンダー初のアカデミー賞のプレゼンターを務めました。
とても綺麗な人なので、観はじめたときは「ちょっとゴツいけど中南米の女の人ってこんなもんかな?」と、本当に女性として観ていました。
また、女優だけでなく、メゾソプラノ歌手としても活躍しています。
作中でも歌手役として出ていましたが、本物の歌い手さんだったんですね…!
視聴方法
アマゾンプライムで視聴可能です。
感想
中南米は世界的にみてもLGBTへの理解が進んでいる国が多いですが、そのような地域においてもいまだに社会的偏見が根強いことを痛感させられました。
テーマが社会問題の一つということもあり、見終わったあとにスッキリする感じはありません。
特に、LGBTQの方々の中には「自分と重なりすぎて見れない」という人もいるようです。
テーマもそうですが、映画の表現方法や技法もとても凝っているので、解説を観ながら観ると、より一層分かりやすいと思います。
ダニエラ・ヴェガのインタビューを観るのも良いかもしれません。
映画やマリーナについてインタビューで答えており、英語やスペイン語の勉強にもなります。
気持ちは重くなるけれど、本当に「観て良かった」と思う映画でした!
機会があったら是非見てみてください~^^
ちなみに、主役のダニエラは、NETFLIXの別シリーズにも出演しているので是非見てみてください^^
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